新株発行による増資

企業が新たに株を発行して事業の元手となる資本を増やすお手伝いを行います。

募集株式の発行には、会社の形態や株式を発行する方法などによっていくつか異なる手続きとなりますので、ここでは、公開会社ではない会社の募集株式発行の方法についてご説明します。

【募集株式発行の手順】

１．募集事項の決定

株主総会の特別決議によって募集事項*１を決定します。

　*１　募集する株式の数や出資の方法、払込・給付の期日等

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２．申込みをしようとする者への通知、株式の割当

会社は、募集株式の申込みをしようとする者に対して、募集株式に関する事項*２を通知しなければなりません。

また、会社は株式の申込みがあったときは申込者に対して、誰に何株割り当てるかを決定する必要があります。これは会社の自由裁量なので、文字どおり自由な割当をすることができます。割当方法を決定する機関は、株主総会であり、特別決議が必要です。

*２　会社法２０３条１項に規定する事項①株式会社の商号、②募集事項*１、③金銭の払込取扱い場所　など

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３．出資の履行

株式引受人は、払込の期日、または期間内に全額を払い込まなければなりません。

具体的には、期日または期間内に、払いこみ金額を振込み、その記載のある通帳のコピーを提出していただきます。