生きる力は支える力

平成27年2月14日、群馬会館にて、群馬司法書士会自死対策協議委員会による市民公開シンポジウム「生きる力は支える力」を行いました。

私は現在自死対策協議委員会に所属しており、その活動の一環としてこのシンポジウムの実施のお手伝いをさせていただきました。
平成26年の統計では群馬県の一年間の自死者数は427名だったそうです。この数字が多いととらえるか少ないととらえるかは別として、この人数の方が生きることに失望して死に追い込まれる現実があった事実は確かです。
シンポジウムでわれわれ自死対策協議委員は、自死予防に特効薬はないことを前提にして、自死の危険のある人の周りにいる人間がその危険に気づき、寄添うことで、支える力が生きる力となるということを伝えるべく、自殺を決意した前橋一朗さんが支える力に出会い自死を思いとどまるという内容の寸劇を行いました。
新井はナレーターとして寸劇に参加し、この寸劇でシンポジウムの思いを少しでも伝えられたらとおもい稽古を重ねました。
我々に出来ることは非常に小さく、無力であると感じることさえありますが、司法書士という仕事は時に自死の危険のあるひとにも接する仕事です。
このような人に出会ったときに、自死を思いとどまってもらい、生きるということにほんの些細な希望でもいいので見出していただけたらと思い、日々努力と研鑽を積みたいと思います。
自死対策協議委員 新井祥則10896424_573801196094557_4034549499729974101_o